Press Release: 細胞の生存に不可欠な細胞接着の分子基盤を解明―ES・iPS 細胞など幹細胞培養用基質の研究開発の加速に期待―

大阪大学蛋白質研究所の関口清俊寄附研究部門教授の研究グループは、同研究所の高木淳一教授のグループと共同して、インテグリンによるラミニン認識機構の分子メカニズムを明らかにしました。


ラミニンは基底膜の形成、および細胞接着活性の付与に重要な役割を果たしています。細胞表面のインテグリンを介したラミニンの細胞接着活は、他の細胞接着蛋白質に比べて極めて強く、細胞培養用基質として近年注目されています。しかし、インテグリンによるラミニンの認識機構は明らかになっていませんでした。
今回、関口教授らの研究グループは、高木教授らの研究グループと共同して、ラミニンのインテグリン結合領域のX線結晶構造解析に成功しました。また、取得した構造情報に基づいた生化学的手法による詳細な解析に取り組み、ラミニン-インテグリン間相互作用の基本メカニズムを明らかにしました。この成果はラミニン-インテグリン間相互作用の理解を分子レベルで深め、再生医療を支える次世代細胞培養用基質の創出につながることが期待されます。
本研究成果は、2017 年9 月2 日(土)午前3 時(日本時間)に米国科学誌「Science Advances」(オンライン)に掲載されます。

 

詳しいご説明は   Press-Release-0902.pdf

 

 

【本件に関する問合せ先】
大阪大学 蛋白質研究所
寄付研究部門教授
関口 清俊 (せきぐち きよとし)

TEL:06 -6105 -5935
FAX: 06-6105 -5936
E-mail: sekiguch@protein.osaka-u.ac.jp