発表論文

Press Release:免疫の初期防御応答における閾値(いきち)機構の解明 —速やかな抗原応答のメカニズムをオミクスデータと数理モデルで説明-

⼤阪⼤学⼤学院理学研究科の⼤学院⽣ 道⽥⼤貴さん(博⼠前期課程)らをはじめとする⼤阪⼤学蛋⽩質研究所 細胞システム研究室(岡⽥眞⾥⼦教授)の研究グループは、免疫B 細胞の速やかな抗原応答の分⼦メカニズムをオミクスデータと数理モデルを⽤いて明らかにしました。これは、理化学研究所⽣命医科学研究センター、同・⽣命機能科学研究センター、東京医科⻭科⼤学 難治疾患研究所(⼆階堂愛教授)、東京⼤学⼤学院新領域創成科学研究科(鈴⽊穣教授)らとの共同研究グループの成果です。

Press Release: 細胞における分子1個の回転運動を3次元で検出するナノ量子センサーを実現 ~ 医学と生命科学の発展に幅広く貢献

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子生命科学領域 次世代量子センサーグループの五十嵐龍治グループリーダーは、広島大学の杉拓磨特任准教授、大阪大学蛋白質研究所の原田慶恵教授、量研 量子生命科学領域の白川昌宏領域研究統括(京都大学教授)らと共同で、大きさが1万分の1ミリメートル以下のナノサイズの特殊なダイヤモンドをセンサーとして用い、1分子のたんぱく質が回転する動きを捉えることに成功しました。

Press Release: iPS角膜上皮細胞の安価で簡便な純化法を確立

大阪大学 大学院医学系研究科の林竜平 寄附講座教授(幹細胞応用医学寄附講座)、西田幸二 教授(眼科学、先導的学際研究機構 生命医科学融合フロンティア研究部門)、柴田峻 共同研究員(ロート製薬株式会社、幹細胞応用医学寄附講座)らの研究グループは大阪大学 蛋白質研究所の関口清俊 寄附研究部門教授らと共同で、iPS細胞から作製した様々な眼の細胞を含む細胞群から、角膜上皮細胞のみを純化する新たな方法を確立しました。研究グループは、それぞれの眼の細胞の種類ごとに、基底膜タンパク質ラミニンに対して、接着性や増殖性が異なることを見出し、角膜上皮細胞の純化に応用しました。

Press Release:クライオ電子顕微鏡により明らかにした細菌毒素タンパク質の膜透過機構

京都産業大学大学院 生命科学研究科 津下 英明教授、大阪大学 蛋白質研究所 川本 晃大助教、筑波大学 生存ダイナミクス研究センター(大阪大学 蛋白質研究所 客員教授)岩崎憲治教授らのグループは、ウェルシュ菌タイプEが産生する、アクチンをADPリボシル化する酵素Iaと、Iaを細胞内へ輸送するIb膜孔で構成されるイオタ毒素の複合体の構造を明らかにすることに成功しました。クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子構造解析によって、Ib膜孔とIaが結合したIb膜孔の複合体を2.8~2.9オングストロームという高い分解能で構造決定をしました。

Press Release:22番目の染色体欠失による指定難病「22q11.2欠失症候群」に糖代謝制御異常が関与する可能性を発見

大阪大学蛋白質研究所 細胞システム研究室(岡田眞里子教授 (兼:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 (NIBIOHN) 細胞ネットワーク制御プロジェクト・プロジェクトリーダー、理化学研究所 生命医科学研究センター 統合細胞システム研究チーム・チームリーダー))、米国シカゴ大学ベン・メイがん研究所(Akira Imamoto准教授)、理化学研究所生命医科学研究センター 統合細胞システム研究チーム(奇世媛テクニカルスタッフ(旧所属))、慶應義塾大学先端生命科学研究所(福田真嗣特任教授)、東京大学大学院新領域創成科学研究科(鈴木穣教授)、東京工業大学生命理工学院らの国際共同研究グループは、指定難病のひとつで重篤な先天性障害をきたす22q11.2欠失症候群に糖代謝制御異常が関与する可能性をはじめて明らかにしました。

Press Release:見えた!ゲノムDNAを修復する酵素のすがた 〜高速原子間力顕微鏡により解明された分子レベルの酵素の動き〜

大阪大学蛋白質研究所の古郡麻子准教授らは名古屋大学大学院理学研究科 内橋貴之教授、奈良先端科学技術大学院大学 建部恒助教らとの共同研究によりヒトのゲノムDNAを修復する酵素であるMRE11/RAD50/NBS1複合体(MRN)の高速原子間力顕微鏡観察に成功しました。

Press Release:細菌の動きを封じる!クライオ電子顕微鏡により 細菌べん毛モーターの回転力を伝達する分子メカニズムを解明

大阪大学蛋白質研究所の加藤貴之教授および大学院生命機能研究科の難波啓一特任教授らの研究グループは、細菌べん毛モーターの回転をプロペラであるべん毛にスムーズに伝えるナノサイズのユニバーサルジョイントの分子メカニズムを明らかにしました。

Press Release:残っていた謎。明るい場所と暗い場所で 目が慣れる分子メカニズムを解明 ―加齢黄斑変性など網膜変性疾患の治療薬開発につながる成果―

大阪大学蛋白質研究所の古川貴久教授と茶屋太郎准教授の研究グループは、明るい場所でも暗い場所でも環境の変化に応じて適切に物体を見ることができる機能(明暗順応)の分子メカニズムを明らかにしました。