発表論文

The cytoplasmic coiled-coil mediates cooperative gating temperature sensitivity in the voltage-gated H+ channel Hv1

大阪大学大学院医学系研究科と大阪大学蛋白質研究所の共同研究チームは,電位依存性 H+ チャネル VSOP/Hv1 が2量体に会合する領域を同定し、その原子構造を SPring-8 の蛋白研ビームライン(BL44XU)を使用して解析を行い、このコイルドコイル領域の熱安定性がチャネル機能の温度特性を決めるものであることを明らかにしました。なお、本研究の成果は「Nature Communications」に5月8日付けで掲載されました。

Crystal structure of α5β1 integrin ectodomain: Atomic details of the fibronectin receptor

大阪大学蛋白質研究所、理化学研究所、および横浜市立大学の共同研究チームは、X 線結晶構造解析をとおして、多細胞生物の主要な接着受容体である α5β1 インテグリンが細胞外マトリックス蛋白質フィブロネクチンを認識するメカニズムを解明しました。なお、本研究の成果は、米国雑誌「Journal of Cell Biology」のオンライン版に3月26日付けで掲載されました。

蛋白質結晶学研究室の論文 “The 2.8 Å crystal structure of the dynein motor domain”が Nature(2012) に掲載されました

この度,大阪大学蛋白質研究所の昆隆英(こんたかひで)准教授と栗栖源嗣(くりすげんじ)教授の研究グループが,細胞内で様々な物質の輸送を駆動するタ ンパク質分子モーター『ダイニン』の原子構造を決定し,この巨大な分子モーターが長い脚のような構造を使って細胞の中を歩く仕組みの一端を明らかにしました.

細胞の中で働く巨大なモータータンパク質の構造を解明

大阪大学蛋白質研究所の昆隆英准教授と栗栖源嗣教授の研究グループが,ダイニンモーターの全体構造を,運動機能がある状態で構造解析し,この巨大な分子モーターが長い脚のような構造を使って細胞の中を歩く仕組みの一端を明らかにしました.

セマフォリンとその受容体プレキシンの複合体の立体構造を解明 ―がん、神経難病、自己免疫疾患やアトピーの治療法開発へつながる成果―

大阪大学蛋白質研究所、免疫学フロンティア研究センター、工学研究科、および横浜市立大学の共同研究チームは、X線結晶構造解析をとおして、神経細胞や免疫細胞など様々な細胞の移動を制御するセマフォリンシグナルの伝達メカニズムを解明しました。なお、本研究の成果は、英国雑誌「Nature」のオンライン版に9月29日付けで掲載されました。

Ultrasonication-dependent production and breakdown lead to minimum-sized amyloid fibrils

超音波照射によるアミロイド線維の断片化に関する研究。超音波照射により最小サイズのアミロイド線維の作製、断片化に成功。この方法を用いることより、今までアミロイド構造研究に困難であったさまざまな生物物理学的手法に対する応用が期待される。