蛋白質研究所は1958年4月1日に全国共同利用研究所として創設され、2008年に50周年を迎えました。しかし、その年の夏から耐震改修工事が始まったため、その完工を待って2009年11月に創設50周年記念行事を開催いたしました。
13日に開催しました記念式典では、鷲田清一総長、磯田文雄研究振興局長、郷通子情報・システム研究機構理事からご挨拶・ご祝辞をいただきました。また、記念講演会では、鷲田総長から「いのちはだれのもの」というご講演を、米国Robert Wood Johnson 医科大学の井上正順先生からは、赤堀先生の思い出を交えた先生のご研究についてのご講演をいただきました
。
千里阪急ホテルで開催された祝賀会では、高杉英一本学理事、本研究所同窓会の初代会長の市原明徳島大学名誉教授と現会長の泉美治本学名誉教授から祝辞をいただき、中村宏樹自然科学研究機構分子科学研究所長には乾杯の音頭を取っていただきました。
翌14日に開催しました国際シンポジウム“International Symposium on Frontiers of Protein Science”には、国外19名を含む250人が参加し、最先端の蛋白質科学についての講演、議論を享受する事が出来ました。
50周年の記念碑として、所員の思いと共感を込めて、蛋白研の玄関脇に詩碑を建立しました。小さな詩碑ですが、赤堀先生が座右の銘とされていた、「雪埋梅花 不能埋香(雪梅花を埋むるも、香りを埋むる能わず)」という漢詩が書かれております。来所の折に、お読みいただけると幸いです。
また、記念行事の一環として、サイエンスライターの坂元志歩さん著・蛋白質研究所監修で「いのちのはじまり、いのちのおわり」という本を化学同人より出版いたしました。「いのち」と「タンパク質」の織りなす物語を是非ともご一読願えればと思います。
記念式典ならびに祝賀会のいずれにも、総勢300名近い方々が参加下さいました。一連の行事を実行するに当たり、蛋白研の運営や研究の発展に力を貸してくださいました方々、教職員、学生あるいは共同研究員として在籍された方々の熱いご支援があってこそ50周年を迎えることが出来たのだとの思いを強く致しました。今後とも一層のご指導、ご支援をお願い申し上げます。
最後になりましたが、記念行事に対し、財団、企業、個人の方々から多大なるご支援を頂きました。ここに厚くお礼申し上げます。
蛋白質研究所長
相本三郎