オルガネラバイオロジー研究グループ

メンバー

准教授 中井 正人

連絡先

電話番号 06-6879-8612
ファックス番号 06-6879-8613
メールアドレス
URL http://www.protein.osaka-u.ac.jp/enzymology/

研究概要

植物細胞のプラスチドは、葉緑体の光合成機能をはじめとして様々な生理機能を営むオルガネラであり、プラスチド内の特定の区画に配置された可溶性や膜結 合 性の酵素・蛋白質が、このオルガネラ機能を司っている。葉緑体に代表されるオルガネラであるプラスチドのバイオジェネシスに関して、蛋白質の輸送と局 在化、膜への挿入と光化学系超分子複合体へのアセンブリー過程に注目して研究している。その分子メカニズムを、生化学的手法、分子細胞生物学的手法、およ び構造生物学的手法を用いて、多面的に解明することを目指す。また、内共生によりプラスチドが真核細胞内に誕生してから、これらの分子機構をどのように成立・進化させてきたのか、という分子進化学的側面からも研究を進めている。

 

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 図1. 葉緑体の進化的起源と葉緑体蛋白質輸送機構の確立

 

研究課題

1. 葉緑体バイオジェネシスの分子機構
2. 葉緑体包膜の蛋白質膜透過装置の構造・機能解析
3. 葉緑体バイオジェネシスに関するの分子進化学的解析

発表論文

1. The TIC complex uncovered: The alternative view on the molecular mechanism of protein translocation across the inner envelope membrane of chloroplasts. Nakai M. (2015) Biochim Biophys Acta 1847, 957-967.
2. YCF1: A Green TIC. Nakai M. (2015) Plant Cell 27, 1834-1838.
3. Unconvering the Protein Translocon at the Chloroplast Inner Envelope Membrane. Kikuchi S, Nakai M, et al. (2013) Science 339, 571-574.
4. In vivo studies on the roles of two closely related Arabidopsis Tic20 proteins, AtTic20-I and AtTic20-IV. Hirabayashi Y, Kikuchi S, Oishi M, Nakai M. (2011) Plant Cell Physiol., 52, 469-478.
5. A 1-megadalton translocation complex containing Tic20 and Tic21 mediates chloroplast protein import at the inner envelope membrane. Kikuchi S, Oishi M, Hirabayashi Y, Nakai M, et al. (2009) Plant Cell 21, 1781-1797.