分子創製学研究室

メンバー

教授 高木 淳一
准教授 岩崎 憲治
助教 北郷 悠
特任助教 海津 正賢
松永 幸子
宮崎 直幸
技術職員 川上 恵子

 

連絡先

電話番号 06-6879-8607
ファックス番号 06-6879-8609
メールアドレス
URL http://www.protein.osaka-u.ac.jp/rcsfp/synthesis/index.html

研究概要

「シグナル伝達研究」において、受容体(レセプター)が細胞表面(つまり細胞の外)で情報を受容し、それを細胞膜を隔てた内側に伝える仕組みを知ることは もっとも重要な課題である。本グループでは、ヒトの疾患に関わる種々の膜蛋白質について、レセプターが細胞外でその特異的パートナー(リガンド)と結合す る際に起こる構造上の変化を解析することで、シグナル伝達の「入力端末」部分の働きを明らかにすることを目指している。特に、脳・神経系で働く受容体やシ ナプス構成因子、神経細胞死や軸索ガイダンスに関わる分子、生物の発生や形態形成に関わるシグナル分子などの蛋白質について、「構造から機能に迫る」研究 を行っている。手法として電子顕微鏡イメージングや X 線結晶解析などの構造生物学的手法をもちいるが、それと同時に、動物細胞発現系の高度化、新しいア フィニティタグシステムの開発、などを通して「入手困難な蛋白質」を構造解析に供するための生産技術の開発も行っている。

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Fig. 1: Crystal structure of SORLA Vps10p domain implicated in the intracellular trafficking of amyloidogenic peptides
fig.2_bunshisosei
Fig. 2: 2-D Hybrid method; deformed structures are calculated and fitted into 2-D EM images.

研究課題

  1. 細胞接着因子や神経系の分化・形態形成因子、及びそのレセプター細胞外領域の構造・機能解析
  2. 構造情報を元にした新規蛋白質分子の創製
  3. 電顕、光顕、X 線など複数の手法を組み合わせた「相関構造解析法」の開発
  4. 「高難度」蛋白質の発現と精製、およびそのための独自のツール開発
  5. 電子顕微鏡イメージングによる不均一な構造の三次元可視化

発表論文

  1. PA tag: a versatile protein tagging system using a super high affinity antibody against a dodecapeptide derived from human podoplanin. Fujii, Y., et al. (2014) Protein Exp. Purif. 95, 240-247.
  2. Novel role for SORLA/SORL1 as lysosomal sorting receptor for amyloid-β peptide is impaired by familial Alzheimer disease mutation. Caglayan S, T et al. (2014) Science Transl. Med., 6, 223ra20.
  3. A multi-purpose fusion tag derived from an unstructured and hyper-acidic region of the amyloid precursor protein. Sangawa T, et al (2013) Protein Sci., 22., 840-850.
  4. A point mutation in Semaphorin 4A associates with defective endosomal sorting and causes retinal degeneration. Nojima S, et al. (2013) Nature Commun. 4:1406.