図1. ポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離された修飾蛋白質をゲルから回収後測定したMALDI質量スペクトル。(Nature, 408, 488-492, 2000)
 
研究
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[研究テーマ]

1)質量分析による蛋白質一次構造解析のための化学

的手法、及び、解析ソフトウェアの開発

2)プロテオミクスによるバイオ(疾患)マーカー探索

3)質量分析による蛋白質翻訳後修飾の構造解析

4)糖鎖高感度検出のための化学誘導化法の開発

5)高感度質量分析のためのハードウェアの開発

6) 質量分析におけるペプチド、糖鎖のフラグメンテー

ションに関する研究

高感度、短時間で分析が可能な質量分析法は、様々な生体内微量蛋白質のアミノ酸配列や翻訳後修飾の解析に

利用されてきている。最近では、蛋白質や遺伝子データベースの充実に伴い、質量分析により生体内の総発現

蛋白質を網羅的に解析し、様々な生理的現象を解明しようというプロテオミクス研究が盛んに行われている。

当研究室では、質量分析によるペプチド・蛋白質の一次構造解析のための化学・分析的手法や装置の開発、

そして質量スペクトルを確度よく解析するためのソフトウェアの開発、整備を行っており、また、それらを

用いて生理的に重要な微量蛋白質の同定や蛋白質翻訳後修飾の構造解析も行っている。