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Matthews係数
Matthews係数(V
M)を計算して、結晶中の非対称単位中に何分子存在しているかを見積もります。
この後の分子置換でモデル分子をいくつ置けばいいかがわかります。
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VM(Å3/Da) | = | 単位格子の体積 (Å3) |
分子量×単位格子中の非対称単位数×非対称単位中の分子数(Da) |
通常、V
Mは1.7~3.5(Å
3/Da)程度になります。
Matthews - Cell content Analysisの起動
- 左上のプルダウンメニューから"Molecular Replacement" を選択
- "Analysis" のサブメニューから "Cell Content Analysis" をクリック
Matthews - Cell content Analysisの実行
- 実行
mtzファイルを指定すると、空間群と格子の情報が自動で読み込まれます。
分子量を入力して、Run Nowをクリックすると、結果が表示されます。
- 結果
Nmol/asym : 非対称単位中の分子数
Matthews Coeff : Matthews係数(VM)
%solvent : 溶媒含有率
VMが1.7~3.5(Å3/Da)程度となる分子数が、非対称単位中の分子数ということになります。
今回は1しかありえません。空間群がP43212で単位格子中の非対称単位数が8と多く、あまり参考になりませんでした。
ちなみに非対称単位中の分子数が2つだと、VMは1となり、妥当ではないことがわかります。