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Press Release: 低ノイズ・低粘着性・低コストのタンパク質結晶輸送媒体を発見

要旨

理化学研究所(理研)放射光科学総合研究センターSACLA利用技術開拓グループの菅原道泰特別研究員、岩田想グループディレクター(京都大学大学院医学研究科教授)、京都大学大学院農学研究科の桝田哲哉助教、大阪大学蛋白質研究所附属蛋白質解析先端研究センターの鈴木守准教授、高輝度光科学研究センターXFEL利用研究推進室の登野健介チームリーダーらの共同研究グループ※は、X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA[1]」のX線レーザーを用いた「連続フェムト秒結晶構造解析(SFX)[2]」(1フェムト秒は1,000兆分の1秒)において、タンパク質結晶輸送媒体として「ヒドロキシエチルセルロース[3]」を用いると、コストを抑えつつ、結晶を安定供給し、測定ノイズも低減できることを発見しました。

第12回大阪大学ホームカミングディのご案内

キャンパスに年に一度、卒業生、在学生、保護者、現・元教職員など大阪大学ファミリーが一堂に会するホームカミングデイを開催いたします。

参加申込みを417日(月)まで受付しております。ぜひご参加ください!

◆第12回大阪大学ホームカミングデイ

日時:2017430日(日) 930受付開始予定

場所:大阪大学 豊中キャンパス

 

●10:00~11:40 セレモニー・ステージ企画 大阪大学会館(旧イ号館)講堂
●12:00~13:30 懇談会  カフェ&レストラン「宙(そら)」(会費2000円)

 

※大阪大学会館内に臨時託児室を設置します。お気軽にご利用ください。

※詳細、Webでの申し込み方法は、大阪大学公式ホームページ の特設ページ

をご覧ください。(参加受付4/17(月)まで、先着400名)。

 

第12回大阪大学ホームカミングディ

高度副プログラム『蛋白質解析先端研究プログラム』ガイダンスを開催します

蛋白質研究所では、博士課程の大学院生を対象に、大学院高度副プログラム「蛋白質解析先端研究プログラム」を開講いたします。

 

本プログラムでは,阪大が得意とする構造生物学分野で,大型特殊装置(SPring-8阪大蛋白研ビームライン,超高磁場NMR装置,クライオ電子顕微鏡)や国際的データベース(Protein Data BankThe Cambridge Structural Database)を利用した先端研究に触れ,高度な専門性と幅広い見識を身につけたい人を歓迎します.全てのプログラムを学び終えた時には,論理的思考力をもって問題解決にあたることの出来る人材に成長することを期待します.大型特殊装置の開発担当者(学外連携機関:理化学研究所,株式会社リガク)からの外部講師による講義も準備しています.プログラム中で興味のある講義だけの履修も歓迎しますので,積極的に応募してください.

 

以下の通りガイダンスを行いますので、ご興味のある方はご参加ください。

◆副専攻/高度副プログラム 合同ガイダンス2017

411日(火)11301330

産学連携本部C棟3階 e-square さいえんす工房(吹田)

 414日(金)11301330

基礎工学国際棟1階 セミナー室(豊中)

詳細はこちら

 

本プログラムに関する詳細はこちら Lectures-1.pdf

ポスターはこちら Poster-1.pdf

 

 

◆履修登録について

プログラム申請 KOAN URL : https://koan.osaka-u.ac.jp/ KOAN 「副専攻・高度副プログラム」から受講ガイダンスシステムで登録

申請受付期間 : 201743日(月)~428日(金)

『蛋白質解析先端研究プログラム』

 

質問等は,蛋白質研究所・庶務係まで

電話番号:06-6879-4317

e-mail: tanpakuken-kyomu@ml.office.osaka-u.ac.jp

Press Release: 酵素の立体構造、「SACLA」のX 線レーザーを用いて 常温、原子分解能構造解析に成功

【概要】
桝田哲哉 農学研究科助教、岩田想 医学研究科教授(理化学研究所グループディレクター)、菅原道泰 理化学研究所特別研究員、鈴木守 大阪大学蛋白質研究所准教授、登野健介高輝度光科学研究センターチームリーダーらの共同研究グループは、X 線自由電子レーザー(以下、XFEL:X-ray Free-Electron Laser)施設「SACLA」を用いた「連続フェムト秒結晶構造解析(以下、FX)」という手法を使い、酵素の一種である「プロテイナーゼK」の構造を原子分解能での解析に成功しました。SFX を用いて原子分解能で構造決定した初めての成果です。今回の研究では、SACLA の高エネルギービーム特性を活かし「プロテイナーゼK」の1.20 Åの原子分解能での解析に成功しました。原子分解能による解析では、各原子を独立して見分けることができ、原子間の距離を正確に見積もることができます。また、水素原子の一部を可視化、窒素と酸素の原子種を区別することも可能です。また、今回の成果の特徴は解析を原子分解能かつ常温で行ったことにあります。凍結結晶の解析結果とは異なった、常温特有の「タンパク質側鎖や水分子の動き」を確認できたのは大きな進歩です。また非凍結結晶との比較でも、放射線による損傷のない構造が得られ、これまで見出されていなかった部位での「水分子の存在」が確認できました。本手法を用いた常温特有の「タンパク質や水の動き」、「酵素反応機構」が明らかとなることで、医薬品や機能性素材の設計開発など、医療や工業への幅広い応用も期待されます。本成果は、2017 年3 月31 日に英国の科学雑誌Scientific Reports に掲載されます。

【波及効果、今後の予定】
高分解能結晶構造解析は放射線による試料の損傷を防ぐため、急速に結晶を凍結する手法やX 線の照射位置を順次変えるような手法を用いて行われています。しかしながら、凍結処理を行うことにより結晶が収縮したり、モザイシティ(結晶内の配向の度合いを示す概念的な指標)が低下したりする現象や、タンパク質の活性部位に凍結に用いる抗凍結剤などが封入され機能を阻害する弊害なども知られています。また凍結に伴いタンパク質分子表面の水分子の配置やタンパク質の側鎖構造が変化し、タンパク質内部にも影響を及ぼすなどの事例も指摘されています。そのため人為的な影響が少なく、生理的な温度下での精度の高い構造情報が、タンパク質-リガンド間の精緻な相互作用解析に有益な知見を与えます。
本成果で得られた技術や手法を用いて、常温特有のタンパク質や水分子の動き、酵素反応機構を明らかとすることで、医薬品や機能性素材の設計開発など、幅広い応用利用が期待されます。

 

詳しくは Press-Release_170331.pdf

 

<お問い合わせ先>
【研究内容に関すること】
桝田 哲哉(ますだ てつや)助教
京都大学大学院農学研究科
Email: t2masuda@kais.kyoto-u.ac.jp
Tel:0774-38-3741 携帯:090-4904-4139

菅原 道泰 (すがはら みちひろ)特別研究員
理化学研究所放射光科学総合研究センター
Email: msuga@spring8.or.jp
Tel: 0791-58-2871

鈴木 守 (すずき まもる)准教授
大阪大学蛋白質研究所附属蛋白質解析先端研究センター
Email: mamoru.suzuki@protein.osaka-u.ac.jp
Tel: 06-6879-8637

登野 健介 (との けんすけ)チームリーダー
高輝度光科学研究センター XFEL 利用研究推進室
先端光源利用研究グループ 実験技術開発チーム

Press Release: 難聴を引き起こす新たな酵素を同定 -内耳発生のメカニズムや難聴の病態解明に貢献-

【概要】
大阪大学蛋白質研究所の古川貴久教授、茶屋太郎助教、及び岡本志央、坂口博史准教授(京都府立医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室)の研究チームは、繊毛内の蛋白質輸送を制御する酵素が内耳の発生に重要な役割を果たしており、聴覚機能に必須であることを示しました。この成果は内耳の発生における酵素の重要性を明らかにし、今後の難聴の病態解明に繋がるものです。

Press Release: ガン増殖を引き起こすタンパク質Sin1の構造を明らかに ~分裂酵母の研究が新たな抗ガン剤創薬への扉を開く

【概要】
奈良先端科学技術大学院大学(奈良先端大 学長:小笠原直毅)バイオサイエンス研究科の塩﨑一裕教授、建部恒助教、横浜国立大学大学院工学研究院の児嶋長次郎教授(大阪大学蛋白質研究所特任研究員)らの共同研究グループは、ヒト発ガンの主因の一つであるAKTというタンパク質に結合してその活性化を制御するタンパク質複合体の仕組みについて、その中のSin1と呼ばれるタンパク質が結合する部位の構造を世界で初めて明らかにしました。

《開催報告》 サイエンスアゴラ2016に出展しました!

蛋白研はPDBj、立命館大学、広島市立大学とともに、”生命をささえるタンパク質の「かたち」”をテーマに、JST主催一般向け科学イベント「サイエンスアゴラ2016」に出展しました。

 

《サイエンスアゴラ2016》

  • 日時:2016年11月3日(木・祝)〜6日(日)
  • 会場:日本科学未来館1階A会場
  • 出展タイトル:生命をささえるタンパク質の「かたち」
  • 主な出展内容
    1. 実際にPDBjのデータベースへアクセスして様々なタンパク質分子をCGで立体視する
    2. 3Dプリンタでつくった分子モデルを「さわる」
    3. ペーパークラフトで分子模型を「つくる」
    4. タンパク質の実物を使って光る絵をかいてみる

 

Check it out!  ➡ YouTube

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企画提供者:大阪大学蛋白質研究所、日本蛋白質構造データバンク(PDBj)、広島市立大学大学院情報科学研究科医用情報科学専攻、立命館大学生命科学部生命情報科学科