低温電子顕微鏡単粒子解析を行う人材の育成のためのデータや資料をまとめたページです。
電子顕微鏡の単粒子解析で、高分解能の3Dマップを得るためには、大量の2D電顕画像が必要です。 そのデータサイズは非常に大きく(100GB-10TB)、ダウンロード/処理計算に長い時間がかかるため、 授業や講習会でそのまま使うのは大変です。 そこで、EMPIARに入っている電顕画像から、質の高い画像を少数選ぶことで、 少ないデータ量/計算時間で、比較的高い分解能が得られる画像セットのデータを用意しました。 また、こうした単粒子解析に標準的に用いられるソフトウエアRelionで、この講習会データを解析するための、詳細な手順書も準備しました。
単粒子解析の練習、講義、講習会などに自由にお使いください。
日本電子CRYO ARM 300で撮影されたapo ferritinの電顕画像 EMPIAR-10248(145.9 Gbyte) を、画像処理すると、超高分解能1.54Åの3Dマップ( EMD-9865を得ることができます。 元の2D電顕画像は145.9Gbyteあります。これを1/100の1.7 Gbyteに減らした講習会用データ [EMPIAR-10248_tutorial.tar] を作りました。この画像データからでも、分解能2.85Åのマップまでは作成することができます。
全データ | 講習会用縮約データ | |
EMPIAR-10248 |
EMPIAR-10248から選んだ講習会用データ[EMPIAR-10248_tutorial.tar] |
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ファイルサイズ | 145.9 Gbyte | 1.7 Gbyte |
画像枚数 | 50 frames x 971 files | 25 frames x 20 files |
3D map | EMD-9865 | |
分解能(Å) | 1.54 | 2.84 |
計算時間 | 4GPUで1週間以上 | 2GPUで1時間半 |
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