ケンブリッジ結晶構造データベースとは

ケンブリッジ結晶構造データベースの概要

ケンブリッジ結晶構造データベース(Cambridge Structural Database:CSD)は1965年からデータを蓄積している有機分子や有機金属分子の結晶構造データベースです。CSDは英国CambridgeにあるThe Cambridge Crystallographic Data Centre (CCDC)がデータ登録・処理を単独で行っており,データベースは有料で利用することができます。大阪大学蛋白質研究所は,日本の代表加盟機関(National Affiliated Centre)として,1970年代の第1回リリースからデータ購入を担当し国内の利用に供していました。2000年代にライセンス料が利用者負担に変更された後も,代表加盟機関としてアカデミックユーザー向けのライセンス管理とユーザーサポートを行っています。企業等営利機関の方は化学情報協会が窓口になっております。

検索ソフトウェアを含めたCSD Systemsと呼ばれるコア機能の他に,材料向けのCSD-Materials,バイオ向けのCSD-Discoveryというシステム構成となっています。2016年度よりアカデミック向けには,CSD-Enterpriseとして配布されることになりました。

詳しくはCCDCのNewsサイトをご覧ください。