大阪大学蛋白質研究所『ゲノムー染色体機能研究室』

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大阪大学蛋白質質研究所、蛋白質高次機能研究部門、ゲノムー染色体機能研究室のホームページにようこそ

我々の研究室では、遺伝子/染色体/DNAの安定性や多様性を生み出す仕組みを解明する研究を行っています。我々の研究はゲノムの不安定化による細胞のガン化、卵子や精子などでの異数体形成による流産などの理解に繋がると考えています

マウス減数分裂期の染色体
シナプトネマ複合体

最近の出来事

2022年4月 新メンバーが加わりました

2022年7月30日 8月8日 高校生のための蛋白研セミナーを開催します

研究の紹介 動画

減数分裂期の核膜の動き

ヒト卵子の染色体の動き

研究紹介

相同組換え

同じ両親から生まれる子供、兄弟姉妹が似ているけど異なる理由って知っていますか? これは両親から似ているけど異なる遺伝子の組み合わせを子供が受け取るからです。こ の異なる遺伝子の組み合わせを作り出すのに、DNAの交換反応である"相同組換え"が大 切な役割を果たしています。父親、母親がそれぞれに両親から受け取った遺伝子の組み 合わせをシャッフリングしているからです。もし組換えが起こらなかったら兄弟姉妹が みんな1卵性の双子みたいなってしまいます。相同組換えは父方、母方由来の2本の同 じ染色体(あるいはDNA)が切断され、入れ換えられ、再結合する反応です。

減数分裂

減数分裂は配偶子(ヒトでは精子や卵子)の形成の際起こる特殊な細胞分裂の形態です。通常の細胞は体細胞分裂によって増えます。体細胞分裂では2倍体(細胞は父親、母親由来の染色体を1つずつ、1対持っている)の細胞から2つの2倍体の娘細胞が生じます。一方、減数分裂では2倍体の細胞から1倍体(半数体)の細胞が生じます。これはDNA複製の後2回続けて核分裂が起こるためです。一回の減数分裂で1つの2倍体細胞から4つの半数体細胞が生じます(ヒトのメスの減数分裂では卵子になるのはこの4つのうちの1つだけですが、オスの場合4つとも精子になります)。配偶子のDNA情報(核相)を半減することで、配偶子同志が受精する際にできる細胞のDNA量(2倍体であること)を維持することが出来ます。細胞の中の染色体の数を一定に保つこと、つまり2倍体であることを維持することは哺乳類の細胞が機能するために重要で、ヒトでは染色体を一本余分に持っただけで(異数体が生じるだけで)病気になることが知られています

ガン化と老化

組み換えなどのゲノムの安定化機構にエラーが生じると、細胞のゲノムが不安定化してガン化や老化の原因になります

流産と不妊症

減数分裂期の染色体分配の異常は、卵子や精子などの染色体の数に影響を与え、その結果、流産や不妊の原因になります。

授業

セミナー