タンパク質有機化学研究室

ヒストンの合成

(Chemical synthesis of histone)

ヒストンのアセチル化やメチル化によって遺伝子発現が制御されていることは広く知られています。 しかし、修飾パターンと発現制御の厳密な関係は不明です。 そこで、我々は一連の修飾ヒストンを化学的に合成し、それを用いて修飾と発現制御の相関関係を解明しようとしています。 全長修飾ヒストンの合成と生物学的意義の解明に向けて研究を進めています。 なお、この研究は蛋白研内のほかの研究室と共同で進めています。

(図6)

図6. T. Kawakami, Y. Akai, H. Fujimoto, C. Kita, Y. Aoki, T. Konishi, M. Waseda, L. Takemura, S. Aimoto, Bull. Chem. Soc. Jpn. 2013, 86, 690-697.