タンパク質有機化学研究室

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有機合成化学を
利用した蛋白質
研究を目指して

 体の中には数万のタンパク質分子が存在し、生命現象の主役として働いています。 その働きを調べるためには、望むタンパク質が必要となります。 現在のところ、必要なタンパク質の遺伝子を大腸菌に入れて、それを作るのが一般的です。 しかし、大腸菌は、どのようなタンパク質でも作るわけではありません。 人間を含めた真核細胞の作るタンパク質には、リン酸基や、糖鎖がつくことがあり、 それらは大事な役割をしていることがわかってきました。 しかし、大腸菌では、これらの修飾タンパク質、また大腸菌に毒となるタンパク質も作ってくれません。

 私たちの研究室では、化学的にアミノ酸をつないでタンパク質をつくる方法を開発しています。 タンパク質には、細胞膜に埋まっていて水に溶けにくいもの、 上に述べたような修飾を持つもの等多くの種類があり、それぞれ化学的性質が違います。 どのようなタンパク質でも合成できる方法を確立し、化学合成の特長を生かしてタンパク質の働きに迫るとともに、 新しいタンパク質のデザインや新しい医薬品の開発をすすめたいと思っています。

news

2022.7.1
新しく助教2人が加わりました!武居俊樹君と伊藤駿君です。一緒に頑張りましょう!
2022.4.11
新メンバーが加わりました!
2022.4.11
助教公募中。化学合成を利用して蛋白質、修飾蛋白質の機能に迫る研究を一緒にやりませんか?
              こちらをご参照ください。
 
2022.3.31
朝比奈雄也助教が日本触媒にご栄転!おめでとうございます&長年のお勤めご苦労さまでした!
2021.6.28
8年がかりの超大作?カベオリン1の全合成についての論文が発表されました!
論文はこちらをクリック!
2021.4.13
新人4名が加入しました!