ターゲットタンパク研究プログラム

2002年度から5年間続いた「タンパク3000プロジェクト」の後継プロジェクトとして,2007年より5年間の計画で「ターゲットタンパク研究プログラム」が開始されました.本プロジェクトは,現在の技術水準では解明が極めて困難であるものの,学術研究や産業振興に欠かせない重要なタンパク質をターゲットに選定し,それらの構造・機能解析に必要な技術開発と研究を行うことを目的としています.私達の研究室では,4つのターゲットに関する構造生物学研究と構造解析が困難なターゲットのための X 線結晶構造解析法の開発を進めています.

新規膜電位センサー蛋白群の構造と機能の解明
研究代表者:岡村康司(統合バイオ),
分担研究者:中川敦史

細胞接着装置構成タンパク質の構造生物学的研究
研究代表者:匂坂敏朗(阪大・院医),
分担研究者:高井義美,鈴木守,岩崎憲司,古瀬幹夫,廣明秀一,竹市雅俊)

自然免疫システムにおける病原体認識に関わる分子群の構造解析
研究代表者:審良静男(阪大・微研)
分担研究者:中川敦史,石井健

多剤耐性化の克服を目指した薬剤排出トランスポート・マシーナリーの構造生物学
研究代表者:村上聡(阪大・産研),
分担研究者:山口明人,山下栄樹,中江太治

高難度タンパク質をターゲットとした放射光X線結晶構造解析技術の開発
研究代表者:若槻壮市(高エネ研・物構研)
研究分担者:山本雅貴,田中勲,三木邦夫,中川敦史