神経伝達や心臓の拍動など様々な生命活動に電気信号は働いています.近年,従来知られてきた分子とは異なる仕組みで電気信号を細胞内へ伝達する新規電位センサー蛋白質が次々見つかってきています.私たちはこれらの分子を対象として,電気信号の情報伝達の動的な機構を解明し,生命科学の新しいパラダイムを切り開くとともに,そこから得られる知識を利用して戦略的に電気シグナルを可視化するツールの開発や,病態の解明や創薬につながる研究への発展を目指しています.
電位センサー蛋白質ファミリー
References
- M. Matsuda et al., J. Biol. Chem., 286, 23368-23377 (2011).
- K. Takeshita et al., Nature Struct. Mol. Biol., 21, 352-357 (2014).