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研究成果

プレスリリース

2020.02.06

見えた!ゲノムDNAを修復する酵素のすがた 〜高速原子間力顕微鏡により解明された分子レベルの酵素の動き〜

大阪大学蛋白質研究所の古郡麻子准教授らは名古屋大学大学院理学研究科 内橋貴之教授、奈良先端科学技術大学院大学 建部恒助教らとの共同研究によりヒトのゲノムDNAを修復する酵素であるMRE11/RAD50/NBS1複合体(MRN)の高速原子間力顕微鏡観察に成功しました。

  • 【研究成果のポイント】
  • ・放射線から私たちのゲノムDNAを守るヒトDNA修復酵素MRE11/RAD50/NBS1(MRN)の分子レベルの構造や動きを解明した。
  • ・ 明らかとなったMRNの分子構造は欧米のトップ研究グループにより長年提唱されてきた定説を覆すものであり、MRNが働く仕組みの理解を大きく深めるものであった。
  • ・ ヒトMRNはゲノムDNAを修復する酵素だがゲノム編集技術にも重要な酵素であり、今回の発見の医学・生物学的意義は大きい。

本研究成果は、英国科学誌「Nature Communications」に、1月17日(金)19時(日本時間)に公開されました。

 

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