SCROLL

ACHIEVEMENTS研究成果

ACHIEVEMENTS

研究成果

プレスリリース

2020.10.05

がんゲノム情報×細胞シミュレーションで個別化医療へ大きく前進―誰にでも使える創薬支援解析ツールを開発・公開!

大阪大学蛋白質研究所 細胞システム研究室(岡田眞里子教授)の研究グループは、同大学大学院理学研究科の大学院生 井元宏明さん(博士後期課程)を中心に、個別医療を目標とした患者固有モデルの構築に向けた計算手法を開発し、それに基づき、がんゲノム情報と細胞シミュレーション技術を組み合わせた創薬支援解析ツールを構築・公開しました。

  • 【研究成果のポイント】
  • ・遺伝子発現情報のみから実験をせずに細胞中の薬剤標的分子の活性を定量的に予測する計算手法の開発
  • ・計算手法の高度化によるがんゲノムデータを用いた細胞シミュレーション解析ツールの構築・公開
  • ・個人の遺伝子特性を反映した患者固有モデルの構築を実現することで創薬の加速や個別化医療の進展に期待

本研究成果は、国際科学誌『Cancers』に、 10月7日(水)(日本時間)に公開されました。

なお、本研究は、科学技術振興機構(JST) 未来社会創造事業 探索加速型「共通基盤」領域の研究開発課題「創薬を加速する細胞モデリング基盤の構築(研究開発代表者:岡田 眞里子)」および 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(A)「疾病機序理解のための遺伝子ネットワーク数理モデル基盤の構築」などの支援を得て行われました。

■問い合わせ先

大阪大学 蛋白質研究所 細胞システム研究室
教授 岡田 眞里子(おかだ まりこ)
TEL:06-6879-8617
E-mail: mokada[at]protein.osaka-u.ac.jp

一覧に戻る