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ACHIEVEMENTS

研究成果

プレスリリース

2021.01.19

“生きる”とは?私たち生物の細胞が熱を伝えるメカニズムの解明へ。 ナノ量子センサーを新開発し、細胞内の熱伝導率を初計測

大阪大学蛋白質研究所蛋白質ナノ科学研究室の外間進悟助教、Chongxia Zhong 研究員(研究当時、現金沢大学博士課程)、原田慶恵教授、鈴木団講師らと、同大基礎工学研究科の山下隼人助教、シンガポール国立大学(シンガポール)のJames Chen Yong Kah 助教、クイーンズランド大学(オーストラリア)のTaras Plakhotnik 准教授による分野横断的な国際共同研究グループは、細胞の中の熱伝導率を測ることに、世界で初めて成功しました。

本研究成果は、2021 年1 月16 日(土)4 時(日本時間)にアメリカ科学振興協会(AAAS)の「Science Advances」(オンライン)に掲載されました。

  • 【研究成果のポイント】
  • ・細胞の中で、熱の伝わり方を決めるパラメータ(熱伝導率)の計測に成功 ― これまで「水」と同じ とされてきたが、著しく異なり、しかも不均一であることを発見
  • ・新たに開発したナノ量子センサーを用いることで可能に
  • ・細胞の熱産生が関わる生物・医学分野のあらゆる基礎研究に幅広く影響する成果

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