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研究成果

プレスリリース

2020.11.18

新型コロナウイルス中和タンパク製剤の開発について

現在世界中で問題となっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して有効な治療法はまだ確立されておらず、早急な治療薬やワクチンの開発が求められています。

京都府立医科大学循環器内科学 星野温 助教、大阪大学蛋白質研究所 高木淳一 教授、微生物病研究所 岡本徹 教授らの研究グループは新型コロナウイルスの受容体であるACE2タンパクのウイルス結合力を100倍以上高めることに成功しました。新型コロナウイルスは、ヒト細胞のACE2タンパクと結合することで感染しますが、結合力を高めた高親和性改変ACE2タンパクを用いることで、ヒト細胞への感染を阻害する効果が期待されます。

この研究成果は、プレプリントリポジトリbioRxivにて2020年9月16日に掲載されました。

【掲載情報】
機関名:bioRxiv(オンライン掲載)
オンライン閲覧  可(URL:https://doi.org/10.1101/2020.09.16.299891
掲載日 2020年9月16日
タイトル:High affinity modified ACE2 receptors prevent SARS-CoV-2 infection
(和文:高親和性改変ACE2受容体は新型コロナウイルス感染症を予防する)

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