タンパク質分子は、アミノ酸配列に従い、ほどけた紐の状態から
特異的な立体構造に折り畳み、機能を発現しています。
現在観測される自然界のタンパク質の姿は、自然が何十億年をかけて
創り上げた“完成品”であり、それらを解析するのみではタンパク質の
動作メカニズムを明らかにすることは困難です。
私達は、物理化学とデータ科学に基づいてタンパク質の構造形成や
機能発現に関する仮説を立て、それらを基にタンパク質を計算機上でデザインし、
そのデザインしたタンパク質がどのように振る舞うのか
生化学実験で調べます。これにより、タンパク質の構造構築および
機能発現原理の解明を行い、タンパク質設計技術の開発を行っています。