前書き
本手引きは、大阪大学蛋白質研究所(以下、本研究所)が SPring-8 に設置した生体超分子複合体構造解析ビームライン(以下、超分子 BL)を利用するために必要な手続きについてまとめたものです。SPring-8 の利用に関する一般的な事項については、SPring-8 のホームページ(http://www.spring8.or.jp)あるいは、ユーザーインフォメーション(以下、UI web ページ)(https://user.spring8.or.jp)を参考にしてください。
1. 利用申請
1)研究課題の申請
超分子 BL において実験するためには課題申請が必要です。課題の募集要項は、「生体超分子複合体構造解析ビームライン(大阪大学蛋白質研究所)共同利用研究課題募集要項」として、前年10月中旬頃に本研究所より国公私立大学並びに国公立研究機関、並びにこれに準ずる機関の該当する部署宛に送付されます。同時に、本研究所のweb ページ(http://www.protein.osaka-u.ac.jp)においても案内します。募集の〆切は、例年前年の12月上旬頃となっています。
超分子 BL の利用は、国公私立大学並びに国公立研究機関、およびこれに準ずる機関に所属する研究者が、研究成果の公開(成果非占有)を前提としてのみ利用することができます。また、課題採択と同時に、実験代表者は本研究所共同研究員になっていただきます(大阪大学に所属する研究者は除く)。このため、共同利用研究課題申請時に、所属長の承諾を必要とします(承諾書は課題申請書と共通)。申請にあたっては、押印後の最終版にてPDFを作成の上、メールに添付して提出して下さい。
なお、緊急で実験を希望される場合には、提出期限以外でも受け付けることがありますので、蛋白質研究所会計係(拠点プロジェクト班)に連絡してください。
2)研究課題の審査と採択
申請された共同利用研究課題は、蛋白質研究所専門委員会において選考の上、採否が決定されます。選考結果は、2月に、実験責任者に課題番号と共にメールで連絡します。
正式な採択通知は、事務手続きのための書類と合わせて3月に実験責任者へ送られます。
<課題番号について>
課題番号が、SPring-8 での実験課題番号の一部となります。例えば4桁の数字が 6599 の場合、2015 年前期の課題(2015A)は 2015A6599 に、後期課題(2015B)は 2015B6599 となります。
3)必要書類の提出
実験責任者は、web ページから必要書類を入手し、必要事項を記入の上、提出してください。
- 蛋白研様式:蛋白研 web ページ(http://www.protein.osaka-u.ac.jp/)
- SPring-8 様式:SPring-8 UI web ページ(http://user.spring8.or.jp/)
様式など | 書類名 | 内容 | 提出者 | 提出先/締切 |
蛋白研様式 BL1 | 共同研究・共同利用実験者承諾書 |
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実験グループ全員 |
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蛋白研様式 BL2 | 誓約書 |
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実験責任者 |
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SP8 様式(OL) | 専用ビームライン利用計画書 |
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実験責任者 |
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*新たに実験者を追加する場合は、その時点で、下記書類を追加提出する必要があります。
- 「共同研究・共同利用実験者承諾書」(BL1)[追加する実験者について]
- 「誓約書」(BL2)[全従事者について]
4)SPring-8 ユーザー登録
SPring-8 において実験を行うために、SPring-8 の UI web ページからユーザー登録をしてください。JASRI の共同利用課題等ですでにユーザー登録が済んでいる場合には、改めて登録する必要はありません。
2. ビームタイムの配分
各サイクルの約1ヶ月前に e-mail にてビームタイムの募集及び配分の連絡をします。測定は、来所・遠隔・受託の何れかを選択することができます。測定方法に応じ、必要書類は都度連絡します。
3. 実験にあたって提出する書類
実験前に提出が必要な書類は下表の通りです。
様式など | 書類名 | 内容 | 提出者 | 提出先/締切 |
SP8 様式 5-1 | 外来放射線作業者登録申請書 など |
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実験グループ全員 |
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SP8 様式 9(OL) | 試料および薬品等持込申請書 |
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実験責任者 |
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SP8 様式 10(OL) | 利用申込書 |
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実験責任者 |
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SP8 様式 8(OL) | 物品持ち込み届 |
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実験責任者 |
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4. SPring-8 来所時の手続き
施設利用に係る手続きは、北管理棟1階西側の利用推進部受付(SPring-8/SACLA Users Office)にて行っています。手続きは、主に、放射線安全教育の受講(各年度初回来所時)と個人被ばく線量計(IC タグ付き)受け取りです。詳細は、UI web ページの「SPring-8 利用案内」をご覧ください。
【注意】所属機関線量計を持参頂かなかった場合は、SPring-8/SACLA の放射線管理区域に入域できず、利用実験への参加または実施ができなくなることがあります。
2019年度より、各年度初回来所前に、SPring-8/SACLAにて放射線業務従事者登録を行うためのe-ラーニングによる放射線安全教育を受講していただくこととなりました。
5. ビームラインの利用
ビームタイム中に生じたトラブル等は、必ずビームラインに備え付けのログブックに記入の上、ビームライン担当者に報告してください。
実験責任者は、ビームタイム中に行った実験内容、ビームライン等に関して気がついた点、ビームライン責任者への要望等を「BL44XU チェックリスト」(蛋白研様式 BL3・ビームラインに用意)記入し、退所時にビームライン担当者に提出してください。
6. SPring-8 退所時の手続き
SPring-8 を退所される時は、利用推進部受付に設置してある返却箱に、ユーザーカード、線量計、書類等を返却してください。SPring-8 に持ち込まれた物品、薬品、試料等は必ず全て持ち帰ってください。
7. 報告書の提出
様式など | 書類名 | 内容 | 提出者 | 提出先/締切 |
SP8 様式26(OL) | 利用課題実験報告書 |
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実験責任者 |
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SP8 様式 | 成果公表 |
詳細は、UI web ページの「SPring-8 利用案内」をご覧ください。 |
実験責任者 |
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主な連絡先
共同利用研究者に関する手続き、書類の提出等
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘 3-2
大阪大学蛋白質研究所 会計係(拠点プロジェクト班)
Tel.06-6879-4323
ビームタイム、ビームラインに関する質問等
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘 3-2
大阪大学蛋白質研究所 超分子解析学研究室
中川敦史
Tel 06-6879-8635 Fax 06-6879-4313
e-mail: bladmin@protein.osaka-u.ac.jp