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現在はFUJIFILM様の3D CGプリントはサービスを終了されています。

12枚視点画像の作成

FUJIFILM 3D CGプリントを使って、裸眼立体視用の図を作ります。
  1. 立体印刷したい図をPyMOLで描きます。
  2. pmlファイルを保存します。それぞれ0.5度刻み、1度刻み、1.5度刻み、2度刻みのステレオ画像を12枚出力します。 角度に関しては、下のレポート(角度の検証)をご参照ください。
  3. stereo_fullHD_0.5.pml
    stereo_fullHD_1.0.pml
    stereo_fullHD_1.5.pml
    stereo_fullHD_2.0.pml


  4. File → Runから保存したファイルを開きます。
  5. 左端視点から右端視点までの12視点の図が出力されます。


PNG形式 → JPEG形式

出力されたPNG形式の画像をまとめてJPEG形式の画像に変換します。
  1. IrfanView32をダウンロードします。
  2. IrfanViewを開きます。
  3. 画像の一括変換
  4. ファイル → 一括変換 形式/名前


    機能の選択→ファイル形式の一括変換
    ファイル形式の一括変換の設定→JPG - JPG/JPEG Format
    に設定し、12枚のファイルをまとめて選んで"追加"をクリックし、"実行"をクリックします。

3D CGプリント注文ソフト

  1. ダウンロード&インストール
  2. FUJIFILM 3D CGプリント の下にある3D CGプリント注文ソフトをダウンロード&インストールします。

  3. 注文
  4. 変換した12枚のJPEG画像をドラッグ&ドロップで注文ソフトに追加し、 上(↑左端視点画像)から下(↓右端視点画像)に昇順に並んでいることを確認て"仕上がりイメージを確認して登録"をクリックします。

    "登録"をクリック


    最後にアップロードをクリックすると、ブラウザで注文画面が開かれるので、必要事項を入力して注文します。

レポート(角度の検証)

角度の検証のため、0.5、1.0、1.5、2.0刻みの図を作成し、注文しました。
検証のためカードサイズ(85.6×54mm)です。ちなみに4枚1セットで440円でした。今回使用した図はこちらです。


水曜日の夜に注文したのですが、月曜日の夕方には発送されていました。
左上から右回りに、0.5、1.0、1.5、2.0刻みの完成品です。(写真では立体感は伝わりませんが・・・)

さて、結果ですが・・・
  • 0.5度:ある程度立体に見えて、細かいところもぼやけていない
  • 1.0度:かなり立体的に見えるが、手前と奥が少しぼやけてしまう
  • 1.5度:より立体的に見えるが、手前と奥がかなりぼやけてしまう
  • 2.0度:さらに立体的に見えるが、手前と奥がさらにぼやけてしまう
  • 1.5度以上は立体的に見える感動はありますが、細かい図には向きません。 また、今回のように文字を入れると1度でもあやしいです。文字を入れる場合はかなり大きめにするといいかもしれません。 立体感に若干物足りない感じはありましたが、今回のベストは0.5度でした。多少細かい点を無視するなら1度でもいいかもしれません。

    まとめですが、細部まできれいな図にしたい場合は0.5度、立体を強調したい場合は1度といった感じです。 0.5度から1度の間で角度を振りたかったところですが、今回の検証は以上です。

    0.5度から1度のスクリプトも置いておきます。
    stereo_fullHD_0.5.pml
    stereo_fullHD_0.6.pml
    stereo_fullHD_0.7.pml
    stereo_fullHD_0.8.pml
    stereo_fullHD_0.9.pml
    stereo_fullHD_1.0.pml


    レポート(ポスター)

    2Lサイズ(127mm x 178mm)で図を印刷して、実際にポスターに貼ってみました。


    全体構造のリボン図を1度刻み、側鎖を表示した拡大図を0.8度刻みで発注しました。割ときれいに印刷できていると思います。

    ポスターに使ってみて気づいたことですが、図が目線の高さにないとぼやけてしまいます。今回は低すぎて中腰にならないと きれいに立体的には見えませんでした。図を高い位置に置く必要がありそうです。